危ない! 遺伝子組み換え食物、表示がうそ!
2006.11.25 Saturday
遺伝子組み換え食物のこと、
知ってるようで、知らないこと、いっぱいあります。 自分や子孫にだけでなく、 生産者や地球の生態系に関わることなので、 ぜひ、多くの方に、もっと詳しく知ってもらいたいです。 遺伝子組み換え食物の存在や、 買いものする際に、「遺伝子組み換えでない」という表記、 よく目にされてると思います。 でも、この表記が、実は、あまりあてにならないのです。 というのは、 現在の日本の法律では、 遺伝子組み換えの原料が入っていても、 油・醤油などの食品や家畜の飼料といった、 表示の必要がない原料があるのです。 また、基準があっても 含まれる量が全重量に対して5%以上でない限り 表示をしなくてもよいものもある(ダイズ・トウモロコシを原料とした食品) というのが現状なのです。 なので、 ちょっとびっくりなのですが、 遺伝子組み換えの原料が入っていても、 「遺伝子組み換えでない」と表示して、出回っている食品がいっぱいあるのです。 日本語として、おかしいし、 これは是非、あらためてもらいたい。 表示が信頼できなくなると、どうしようもない。 この表記問題は、 もっと問題にしていき、ぜひ、改めてもらいたいです。 次に、遺伝子組み換え作物の問題点。 それはもういっぱいあるのですが、いくつかあげます。 ・それを食べることによる被害。 いったいどういう被害が、自分や、その子孫におきるのか。 20年後、30年後に、後悔しても、ほんとに手遅れなのです。 ・生態系にあたえる被害。 植物に魚や動物の遺伝子が組み込まれた、 おそろしい植物が、そのエリアだけでなく、 種子による広がりなどで、どんどん広範囲に広がっていってます。 ・緑の革命の時と同様で、 一部の農薬メーカーとその関係者がもうけるためのものにすぎない。 90%以上を開発しているのは、 アメリカに本拠を置き、ベトナム戦争で使われた枯葉剤や、 有害なため使用禁止になったPCB(ポリ塩化ビフェニル)の メーカーとして知られている悪名高い、大手化学企業モンサント社。 ・これらの企業は、開発した種子の特許を持ち、 さらには、専用の農薬もセットにして独占しているのです。 結局、農業従事者は、高い農薬づけにさせられて、 この農薬メーカーが、お金をすいあげていくという、 まー、ほんとに、ひどいあこぎなやり方で、許せません。 などなど、他にもいろいろあるのですが、ひとまずはこの位で。 じゃー、「どうやって、食品を見分けたらいいの」と思われた方には、 おすすめのものがあります。 グリーンピースで発行しているトゥルーフード・ガイドです。 一目で、大丈夫なトゥルーフードとそうでない食品がわかるガイドブックです。 日本の大手食品会社を中心に、 遺伝子組み換え原料を使用しているかどうかのアンケートを行った結果をまとめたもので、 手軽に持ち運べる手のひらサイズの冊子(28ページ)として無料配布しています。 ふろむ・あーすでも無料配布しています。(数に限りがあります。) また、グリーンピースのサイトから、ダウンロードすることもできますし、 最新のデータを検索することもできます。(主な携帯電話にも対応) 発送をお願いすることも可能です。 http://www.greenpeace.or.jp/campaign/gm/truefood 遺伝子組み換え問題については、下記をご参照ください。 http://www.greenpeace.or.jp/campaign/gm/ また、アースデイ東京主催の勉強会が、 ちょうど月曜にあります。 いまのところ都合がついてないのですが、 私もぜひ行きたいと思っています。 第3回 EarthDay School ホンモノの「食」を学ぼう。 日 時: 11月27日(月) 受付18:30 開始19:00 終了20:30 会 場: SHIBUYA@FUTURE (東京都渋谷区神南2-1-1) ゲスト: 星川 淳 (グリーンピースジャパン事務局長) 資料代: 500円 (別途ドリンクオーダーをお願いします) ※事前予約は必要ありません。当日直接会場へお越しください。(定員約50名) http://www.earthday-tokyo.org/2006/news/index.php?e=64 |